安田造園 の 2015 6月 とは
ブログ -職人の思い-

月別アーカイブ: 2015年6月

松の緑摘み・講習会

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本日は待ちに待った松の講習会に技術向上のため弊社・安田造園の職人と一緒に参加させて頂きました。講習会は兵庫県池田市細川です、講師の先生はこの業界では名の知れた松匠の代表・松と言えば松匠です。

何十年も手塩にかけて育てた立派な松が所せましと植えてあります。
惚れ惚れとする松が見渡す限り、圧巻です。

私は京都で修行したため写真で紹介するような剪定方法はしてきませんでしたが
今回で講習会の参加は3回目です、少しは馴れて身に付いてきたと思いますが松の剪定・植木の剪定は一生勉強です。植木は生きていますので松の健康状態も観察しながら(問いかけながら)の勉強です植木は自然の植物です、これで終わりと言う事はありえません。

この剪定方法は一年に一回この時期にしか出来ません、(5月の連休明け〜6月中旬)まさしく今の時期です。この時期を逃すと緑摘みの作業は松に負担がかかるため実施しない方が賢明ですと言うか松が傷みます。

この剪定方法は松の管理に費用が掛かり困っておられる方は1年に一回で年間を通して松のベストな状態で松を観賞する事が可能です。但し人によって好みがありますので自然仕立て風が好みの方は違和感あると思います。

言える事は住宅事情で松の植えている場所が狭い、枝を伸ばせない大きくしたくない方は最善の剪定方法だと思います。

松の剪定方法は地域により異なりますが
今回お世話になったこの地域ではこの技法が伝統的に伝わって現在に至ります。

松の剪定方法には何通りかありますが
松匠さんの技法は私も好きな剪定方法の1つです。一般の方で今回5年連続で参加されている熱心な方もおられ頭が下がります、業界のプロの業者さんも、もっともっと勉強してほしいものですね…

今回お世話なった松匠さんの社長そして参加された方々、大変お世話なりました。来年も参加させて頂きたいと思いますので宜しくお願いします、ありがとうございました。

癒しの空間・屋上庭園のご紹介

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本日近畿地方の梅雨入りの発表がありました。例年より3日早いそうです、例年局所的に豪雨の被害が発生しますが被害の無いことを願います。

簡単に紹介、今回は30年以上のお付き合いでお世話になっている大阪府高槻市のH・t様のお庭のご紹介をさせて頂きます。

このお庭にある松や庭石は元々お庭を作り替える前に私が30年以上も前に作庭したお庭にあるものを使いリガーデンさせて頂きました。

屋上庭園で大事な事は防水処理・排水処理・重度計算(ビルを設計する段階から)の打ち合わせ、全て計算した上で施工となります。

H・t様の要望は以前にあった松や庭石を使いそのままのイメージで作庭してほしいとの事でした…このお庭はビルの3階の部屋の一部の空間です。場所的には駅前で人通りの多い通りに面したビルの屋上なので私的には本当に神経をつかい大変でした、何より超人通りの多い駅前なので安全第一で事故が起きたら取り返しがつきません。

お庭に植えている松は移植に耐えられるよう1年前から根回しをしての計画です。
スペース的には2m×5、5mの小さな空間ですが…部屋の中から見ると緑の空間が心から癒されます。私が言うのもおかしいかも分かりませんが…ストレスの多い現代社会に生きている私達は癒しの時間・空間・心の余裕がほしいものです。

今回お世話になった北摂重機さん、ビルの関係者様、弊社の職人、施主様 大変お世話になりありがとうございました。

今回の工事着工26年10月3日〜10月27日完成 作庭計画は1年前より手掛けました。